大人になってよかったことのひとつは、嫌いな食べものを「食べません」という鉄壁バリアで回避できること。だがしかし…!いい大人なのに、〇〇が出てきた瞬間だけテンションが急降下する自分に、そろそろ終止符を打ちたい…!
そこで今回は、大人の知恵と悪あがき(?)を詰め込んだ「大人の自由研究」を開幕!編集部があの手この手で夏の苦手食材克服に挑みます。果たして、笑顔で完食できるミラクルレシピやペアリングは見つかるのか!?涙と笑いの実験レポート、スタートです!
※記事内の感想は全て個人の見解です。
挑戦した編集部員
苦手食材:トマト(苦手度:★★★★★)
味・ニオイ・食感、全てがダメ!トマトに触れたお箸すら使えないほど、トマトが大の苦手なディレクター。
「二十歳を過ぎてから食べた時も受け入れられなかったのですが、この自由研究をきっかけに少しでも仲良くなれたらと思っています。今のところ、完全に加工されたケチャップやミネストローネなら、おいしく食べられます」
苦手食材:スイカ(苦手度:★★★)
生のスイカの青臭さが苦手で、10年以上避け続けてきたディレクター。
「はじめて食べたものがおいしくなかったのか、ずっと苦手で…。デザートにスイカが出てきたら、周りの人たちに配って回避しています」
苦手食材:ピーマン(苦手度:★★)
子どもの頃から苦いものに耐性がなく、ピーマンが苦手な新入部員。
「大人になってからはピーマンの肉詰めなら食べられるようになったので、少しずつ食べられるものの幅は広がってきた実感があります」
夏野菜・果物の「フレッシュさ」が、苦手の原因にも…?
夏野菜や果物は、みずみずしさが大きな魅力。その一方、生で食べる機会が多いため、味や食感をダイレクトに感じやすく「苦手…」という人も少なくありません。 そこでトップバリュの公式SNSや社内アンケートで「夏の苦手な野菜・果物」についてアンケートをとってみたところ「トマト」「ピーマン」「スイカ」を含んだ“ザ・夏食材”が上位に。
苦手と感じる要因が「フレッシュさ」なのであれば、加工品を使ったり調理法を工夫することで克服への道が開かれるのでは…!?ためしてみ隊編集部が体当たりで検証します。
【トマト編】加工品の力で「味・ニオイ・食感」はどこまでカモフラージュできるか?
トップバッターは、編集部員の中でもっとも苦手度が高かった「トマト」。ケチャップやミネストローネなら食べられるという点から、「酸味やコク」はそのままに、「生特有のジュレ感」を抑えれば食べやすくなるかも…!という仮説をもとに、加工品を駆使して挑戦!
まずは、トマトジュースを組み合わせた「トマトパンケーキ」。
「トマトパンケーキ」のレシピはこちら
輪切りしたトマトの上に、トマトジュースを混ぜ込んだ生地を流して加熱。チーズものせて甘じょっぱく。
結構、おいしいかも!トマトが見えているので、パクパクは難しいけれども(笑)。でも、トマトジュースは生地になじんでいるし、トマトは火が入ったことで甘みが増してパンケーキと相性◎
幸先のよい流れのまま、次は“食感”をガラッと変えて「カラフルな野菜のシート(トマト)」を使ったサンドイッチに挑戦!
きゅうり、ハム、チーズをのせたパンの外側に、カラフルな野菜のシート(トマト)をロール。
規格外のオーガニック野菜のペーストをシート状にして乾燥させたもので、海苔代わりにおにぎりに巻くのもおすすめだよ♪
トマト以外にも、ほうれん草、にんじん、かぼちゃ、たまねぎも。
カラフルなので、お弁当にもよさそうです♪
トマトのジェル感がなくなるので、その点はひじょ~うに革命的!…と油断していたら、思った以上に味はトマトっ…!パンの内側に巻いた方が、ダイレクトに感じず食べやすくなるかも。
最後は「ドライトマトアイス」に挑戦!ドライフルーツのような食感とまろやかな塩味のドライトマトで、アイスとの相性にも期待が高まります。
バニラアイスの上に、刻んだドライトマトをトッピング。
生よりは全然食べやすいけれど、噛めば噛むほどトマトの存在感が出てくる気が…。さすが、トマトそのものを乾燥させただけのことはある…!トマトっぽさを感じてしまうので、ちょっと食べにくいかも。
苦手度が高いだけに、完全攻略への道のりはまだ長そうです。それでもジュースや野菜のシートのように「トマトの存在感をやわらげると食べやすい」という仮説は概ね正解!克服の糸口になりそうです。
【スイカ編】「冷やす」「焼く」「合わせる」の3アプローチで青臭さとおさらばなるか!?
続いての検証は「スイカ」。「青臭さが苦手」ということから、臭みを抑えるために使われる手法や、風味の強い食材と組み合わせることでかき消せるかも…!という仮説のもと、「冷やす」「焼く」「合わせる」の3方向から検証!
まずは、カットしたスイカを一晩凍らせた「スイカアイスキャンディ」。
このスイカ、しっかり甘いです!でも、生に近いのでハードルはまだ高いかな…。
あ!じゃあ逆に「焼きバナナ」みたいに加熱するのはどうでしょう?バターやシナモンと合わせたら、香りも立っておいしいかも…!
スイカをバターでソテー。焼き色がついたらグラニュー糖と一緒に煮詰め、シナモンとナッツをトッピング。
ごめんなさい、これは全然ダメです…(笑)。不思議な食感と、青臭さが強調されていて、生より苦手かも…。
水分量の多いスイカは、バナナのように味が濃縮されず「薄甘いぬるま湯」が口の中に広がるような結果に…。
最後は「スイカのカプレーゼ風」に望みをかけてみることに!
ひと口大のスイカに、生ハム、モッツァレラチーズ、バジルを合わせて、塩とオリーブオイルで味付け。
あ、これはおいしい!チーズのコクとバジルが効いているおかげで、スイカの青臭さがほとんど気になりません。
おしゃれなお店で出てきそうな一品♪トマト嫌いの私にとっては、スイカで作るカプレーゼ風はかなりアリでした。
食べやすさにバラつきが出たスイカ。調べてみると、スイカは果糖が含まれており「冷やすと甘みが強くなり、温めると弱くなる」という性質があるようです。そのため「アイスキャンディ」「カプレーゼ」は食べやすくなった一方で、「焼きスイカ」は甘みが弱まりかえって青臭さが目立つ結果に。スイカは加熱よりも、冷たい状態で楽しむ方が持ち味を生かせるようです。
【ピーマン編】苦手の元凶である「苦み」を和らげるには?
最後の検証は「ピーマン」。苦み=苦手の原因になりやすいことから、甘いものと組み合わせたり、苦み成分を抑える手法を試せば楽勝では…?という仮説のもと、「スイーツ化」「揚げる」方法でアプローチ!
…その前に、まずは基本となる「縦切り」と「横切り」で、苦みの感じ方に違いはあるのかを検証。
左が繊維に対して「縦」に切ったもの、右が「横」に切ったもの。
一発目からハードルが高いですが、頑張ります!……どちらも苦いけれど「縦切り」はみずみずしさがあって、ひと口ならなんとか!「横切り」はえぐみのようなものを感じて、これ以上は…(笑)。
切り方の違いを体感したところで、いよいよ本編へ。
最初は、挑戦者が大好きなチョコレートと一緒に食べる「ピーマンチョコ」。
溶かしたチョコに、生のピーマンをディップ。
うぅ…!チョコの甘さの後に、ピーマンの苦みが時間差で来ます…。
チョコの油脂とピーマンの水分がなじまなくて、口の中でも一体化していないね…。
ラストは「フライドピーマン」でフィニッシュ!
細切りしたピーマンに片栗粉をまぶして、揚げ焼きに。
ピーマンが油でコーティングされるから苦みがほとんど感じられなくて、パクパク食べられますね!
フライドポテトよりも重たさがなくて、暑い季節のおつまみにぴったり。これはリピート!
調理法によって驚くほど差が生まれたピーマン。ピーマンの苦み成分は油に溶けやすい性質があるため「縦切り×油を使った調理法」こそが、苦みを抑える攻略法と言えそうです!
苦手なものは、大人になってもやっぱり苦手!?
全てのチャレンジが終了したところで、今回の感想を聞いてみました。
※食材は捨てることなく、全て編集部員でいただきました。
「完全克服!」までの道のりは長そうだけれども、トマトに対する見方はすこ~し変わったかな…!
カプレーゼ風は本当においしかった!スイカはデザートではなくて、サラダとかにして食べてみようかな。
調理法でこんなに差が出るとは…!使い勝手のいい食材なので、克服できるようにいろいろトライしてみます!
完全克服とはいかなかったものの、それぞれ“攻略法”があることが判明!調理法や組み合わせ次第で、食べやすさは大きく変わるようです。
夏は、太陽の恵みをたっぷり受けた野菜や果物がたくさん店舗に並ぶ季節。苦手な食材でも思わぬ「おいしい!」に出会えるかもしれません。
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