登場人物
フレーバーヨーグルト(ブルーベリー・バニラ)
375gのたっぷりサイズでフレーバー付き。「毎日の食卓をもっと楽しく彩りたい」と熱く燃えている、ヨーグルト界のチャレンジャー。
武田(以下、タケダ隊長)
商品開発本部デイリー商品部。ヨーグルトと向き合い続けた乳製品のスペシャリストであり、バニラヨーグルト・ブルーベリーヨーグルトの生みの親。ゼロから道を切り拓いた初代隊長。
橋爪(以下、ハシヅメ隊長)
商品開発本部。タケダ隊長からバトンを受け取り、今日もフレーバーヨーグルトたちを守り続ける今の隊長。
プロローグ 風味豊かなフレーバーヨーグルトを届けろ!
健康志向の高まりから空前のヨーグルトブームが続く現代。スーパーの売場には多様な商品が並び、毎日の食卓に欠かせない存在として多くの人に愛されている。
だが、2017年の発売当時、家族でシェアできるサイズのヨーグルトはプレーン(無糖)が主流。巷では「毎日食べたいけれど、無糖だと途中で飽きてしまう」「フレーバー(味)付きのサイズは少しお高め」という声が聞こえていた。
冒険の始まりは、2016年に遡る。
「毎日ヨーグルトを食べたいけれど無糖は飽きる」というお客さまの声が聞こえる…。飽きずにたっぷり楽しんでもらえる、そんなヨーグルト界の新星に僕はなりたいです。
そこに現れたのは、過去に果肉入りのヨーグルトを作っていた乳製品のスペシャリスト、タケダ隊長。次なる新しいヨーグルト製品の開発に意欲を見せていた。
私は、君のポテンシャルを信じている!手頃な価格でありながら、毎日食べたくなる味付きのヨーグルトの新境地に、一緒に挑まないか?
隊長!ぜひともにお客さまのニーズに合ったヨーグルトを実現しましょう!
こうして、果てしない冒険が始まった。
ステージ1 食べやすく、飽きないフレーバーを追求せよ
毎日食べ続けてもらうためには、お財布に優しい価格設定が欠かせません。だから、「手頃で満足できる味」は諦めたくないんです。
果肉をたっぷり使うと、どうしても価格が上がってしまう。今回は毎日食べ続けやすい価格にするため、「風味」で満足感を高める道を選ぼう。
これまで数々のヨーグルト製品を手掛けてきたタケダ隊長は、フレーバーヨーグルトの満足感を左右する“甘さ”には一切妥協したくないと考えていた。さらに、お客さまに安心して購入していただけるよう、できるだけシンプルな設計にこだわった。
フレーバーの良さがまっすぐ伝わるように、ベースとなるヨーグルトの甘みは、甘味料ではなく「砂糖」を使おう。さらに、バニラには「生乳」を加えて、濃厚なコクをプラスだ!
なるほど!ベースの味がしっかりしていると、それぞれの風味が引き立ちますもんね。
ベースを整えたら、フレーバーの調整だ。バニラは、濃厚な香りとヨーグルトのおいしさを一緒に楽しめるようなバランスに整えよう。ブルーベリーは、果実が持つ自然な酸味を活かして、さっぱりとした風味に仕上げていこう。
あま~い香りのバニラと、見た目も紫色で爽やかなブルーベリー。これならその日の気分に合わせてフレーバーを選ぶこともできるし、飽きずに楽しんでもらえそう!
ステージ2 「口当たり」と「脂肪」を攻略せよ
次に立ちはだかったのは、食感の設計だった。
2017年当時、ヨーグルト市場は「脂肪ひかえめ」をうたう商品が主流。開発においても避けられない課題となっていたのだ。
隊長、世間は「脂肪ひかえめ」を求めています。でも、脂肪分を減らすと食感があっさりしてしまいますよね。
その通りだよ。脂肪分が多いほうがなめらかになるね。だからこそ、お客さまのニーズに応えつつ、まろやかさを保つ方法を模索しよう。
タケダ隊長は、ごく微量まで脂肪分を減らした「脂肪ゼロタイプ」の設計を追求した。
脂肪分を気にされているお客さまにも、満足感をしっかり味わってもらえるようにするよ。酸味と甘みのバランスを緻密に整えることで、なめらかな口当たりを実現したんだ。
さらに、ヨーグルトを固めるサポーターとして、寒天の力を借りることに。
発酵の力と寒天を組み合わせることで、形が崩れにくい、理想の“すくい心地”を実現できる。ぷるっとした食感で昔から人気がある『ハードヨーグルト』の技術の応用だね。
こんなになめらかなのに、「脂肪ひかえめ」ってスゴイ!しっかりした食べ応えもあるので、みんな喜んでくれるはず。
その後に行われた社内のモニターテストでは、味や食感の良さが高く評価された。
最後に、売場で味が伝わるようにひと工夫。一目でフレーバーがイメージできるように、パッケージには素材をイメージしたイラストを入れ、フタにも色をつけるよ。
さすが隊長!これなら、お客さまも僕らを見つけやすくなりますね。
こうして商品の味と姿が固まり、2017年に東日本で新発売。そして2020年には西日本でも販売が開始され、全国で愛されるロングセラー商品へと成長していったのだ。
ステージ3 「変わらないおいしさ」を守りぬく最大の挑戦
そして、2026年。
フレーバーヨーグルトの担当はタケダ隊長からハシヅメ隊長へ。発売から約10年が過ぎ、目まぐるしく周囲の状況が変わっても、誕生当初から続く「おいしさ」を守り抜く。それが今、最大の挑戦となっている。
ハシヅメ隊長。僕もそろそろ、中身を変えたり、量を減らしたりする日がくるんでしょうか。
タケダ隊長が作った君のレシピは、発売以来ずっと変えていない。これからも同じだよ。
ハシヅメ隊長は日々、先人たちが築いた2つのフレーバーヨーグルトで使用する原料や資材の発注のあり方を見直している。「この品質で、この価格なら納得」とお客さまに思ってもらえるよう、原材料を取り巻く目まぐるしい環境のなか、地道なコスト調整を続けているのだ。
僕らみたいなフレーバー付きで、容量がたっぷりなヨーグルトは、今では珍しくなりましたね。
ハシヅメ隊長
手間とコストの両立が難しい設計ではあるけれど、製造委託先と相談を重ねながら、この形を続けてきた。そのおかげで、今もお客さまから「このヨーグルトは本当に風味が良い」というお声が届くんだ。君たちの存在価値が認められている証だね。
フレーバーヨーグルト
たっぷりサイズだからこそ、冷凍フルーツやフルーツソースを加えるとか、思い思いの食べ方で楽しんでもらえたら…。この先も、みんなのそばにいられたらうれしいな。
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