“きれい”だけで終わらせない、環境や作り手に配慮した切り花。花を野菜と同じ“生き物”として扱い、“眠らせたまま”届けることで、家で長く楽しめる一束に。食品スーパーとして培ってきた物流と、サステナブルへの思想が掛け合わさって生まれた、トップバリュならではの切り花です。
【バリュを込めた人】
日本では、母の日やお祝い事、仏事など、さまざまな人生の節目で花を贈ったり、飾ったりする機会があります。
そんな日本の花々を支える花き業界は世界に誇る品質保持技術を確立し、その美しさは間違いなく世界トップレベル。しかし、トップバリュがそこに加えようとしたのは、全く別の視点でした。
「(宮地)私たちトップバリュが参入するなら、“環境や社会に配慮した花”という新しい軸が必要だと思いました。トップバリュとしてやる以上、絶対にサステナブルなものにしたかったんです」
これまでにトップバリュでコーヒーやカカオでフェアトレードに取り組んできたからこそ、お花でも「人にも環境にもやさしい花であってほしい」という新しい選択肢をお客さまに提案したい。宮地が大切にしたのは、産地の透明性と、そこで働く人たちの安心でした。
「(宮地)まずは、認証を得ている農園を探しました。私たちの想いを伝えるために、ベトナムの農園へも足を運びましたね。トップバリュの取り組みに共感していただけるところと取引をさせていただきたかったんです」
環境や労働環境に配慮し、持続可能な花作りをしている農園を追い求めた結果、たどり着いたのが、独自の厳しい基準で国際認証を取得している海外のパートナーでした。
世界から厳選。想いを形にした「サステナブルな花たち」
店頭に並ぶトップバリュの切り花は、プライベートブランドとしては国内初となる、切り花でフェアトレード認証やレインフォレスト・アライアンス認証を取得した花(原料)。世界中の産地から選ばれた、個性豊かな顔ぶれです。
「(宮地)ケニア産のバラは、国内のプライベートブランドとして初めて『国際フェアトレード認証※1』を取得した切り花。バラの栽培に最適な農園で育てていて、本当に発色が鮮やかです。コロンビア産のスプレーカーネーションは『レインフォレスト・アライアンス認証※2』を取得した農園のもの。1日の寒暖差が大きい環境だからこそ、あんなにきれいな色が出ます」
※1 国際フェアトレード認証についてはこちら https://www.topvalu.net/sustainable/fairtrade/
※2レインフォレスト・アライアンス認証についてはこちら https://www.rainforest-alliance.org/ja/
さらに、アジア最大級の環境配慮型農園であるベトナムのダラット高原から届く「マム(菊)」シリーズも、宮地にとって思い入れの深い商品です。
「(宮地)現地の専門農園でしか栽培されていない、丸くてかわいらしい珍しい品種のスプレーマムが一番のおすすめです。すごく明るい印象なので、洋風の一輪挿しや日常のテーブルフラワーとしてもカジュアルに飾っていただけます」
色鮮やかなスプレーマム。
そして、こだわりは「花そのもの」だけにとどまりません。
「(宮地)お花を包んでいるフィルム(スリーブ)の一部には、リサイクルプラスチックや植物由来のバイオマス素材を使っています。さらに、パッケージのシールもゴミを分別するときに『きれいにはがせる再剥離シール』を採用しました。お客さまが捨てる時のちょっとしたストレスも、なくしたかったんです」
花を“眠らせて”運ぶ。食品スーパーならではの低温物流
海外の農園から買い付けた高品質なサステナブルな切り花は、鮮度を保ったまま日本の店頭へ届きます。その秘訣は、宮地が目を付けた、トップバリュが食品スーパーとして培ってきたコールドチェーン(低温物流網)でした。
こうした取り組みは、すべての店舗で一斉に展開できるほど簡単なものではありません。現在は、品質基準を安定して守れる供給体制を最優先に考え、製造委託先や供給量、物流条件が整っている店舗を限定して販売しています。
「(宮地)花って、輸送中の温度が上がると、人間と同じように呼吸量が増えて、あっという間に傷んでしまうんです。だから、野菜と同じ約10℃の低温状態で“眠らせて”運ぶ物流を使用しています」
輸送時には低温状態に管理したまま、産地から店舗へ運んでいます。温度管理を徹底するため、発売前には段ボールの中に温度計を入れ、店に着くまでの温度変化を追跡。温度が高くなりすぎないよう、細かく検証を重ねて鮮度を守り抜いています。
ですが、想定外の事態も。
「(宮地)花を運ぶために覆う段ボールって意外と断熱性が高くて。冷蔵庫に放り込んだくらいじゃ中の花まで冷えてくれないんです。結局、“真空差圧予冷”という技術を使い、段ボールの中までしっかり冷やしてから出荷する仕組みにたどり着きました」
運搬環境にも及ぶ厳しいチェックと試行錯誤で、店頭までの鮮度が保たれているのです。
「買った瞬間がピーク」からの脱却。家で満開を迎える喜びを
店頭に並んだトップバリュの切り花は、つぼみの状態の花も多くみられます。これも宮地たちのこだわりです。
「(宮地)お客さまが家で水替えをしながら『今日は少し開いたな』と変化に気づく時間も含めて、花を楽しんでほしいです。買った瞬間がピークじゃなく、お客さまの家で完成する。それが理想です」
そのため、店頭に並ぶ前には日持ち試験も行いました。試験条件は室温25℃、湿度60%。その環境で10〜14日もつかどうかを確認しています。
「(宮地)一般の家庭よりも少し厳しい条件です。本当に長く楽しんでいただけるかを確かめるために、シビアにチェックすることで、安心して購入いただける状態になっていると自負しています」
品質管理の厳格さが、家での長く美しい開花にも繋がっているのです。
「なんでもない日」に花を。日常を彩る新しい文化を創る
宮地が見据えているのは、トップバリュの切り花だけが売れる未来ではありません。花がもっと身近になり、家庭に花があふれる文化であり、日本の花き農家や花業界全体の活性化にもつながる未来です。
「(宮地)海外に足を運んでハッとさせられたのが、日常的に花を飾っているんですよね。日本では仏壇用や母の日とか、特別な日のものになりがちですが、このサステナブルな花を通じて、日本でも『なんでもない日』に花を楽しむ文化を作っていけたらと強く思いました」
トップバリュの花を、日常の中で楽しんでいただきたい。さらに、宮地の中に新たな想いが芽生えていました。
「(宮地)若い方にも気軽に手に取っていただける花を揃えて、『あ、今日は牛乳と卵と…ついでに花も買っていこうかな』みたいに、なんでもない日の買い物の選択肢に入れたいです」
一杯のコーヒーを淹れるように、日常に一輪の花を。そんな小さな習慣を、トップバリュは“お買い物の途中”から始めたいと考えています。
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