「ジューシーさが足りない」「トレーの切れ目を変えて」あくなき改良

2023年にリニューアル発売された『肉汁あふれる豚シューマイ』 (以下、豚シューマイ)。発売から順調に売り上げを伸ばしていたものの、お客さまからはさらに高い要望が。

商品開発本部デイリー商品部:近藤

商品開発本部デイリー商品部の近藤です。

商品開発本部デイリー商品部:入谷

同じく商品開発本部デイリー商品部の入谷(いりたに)です。
商品には完成はない。まだまだこのシューマイは良くしていけるはずだと言われた気がしましたね。

目指すはジューシーさに全振りしたシューマイ。

商品開発本部デイリー商品部:近藤

「もっとジューシーさが欲しい!」というお客さまのお言葉。これは、この豚シューマイにおいては大きなテーマでした。

商品を開発した2020年ごろは、市場でジューシーな冷凍シューマイが人気になっていて、トップバリュでもジューシーさで他社に勝てるモノを作ろうというのがこの商品のはじまりでした。発売から徐々に売り上げも伸びてきていましたし、食感、ボリューム、価格などの評価は高かったのですが、お客さまからは「ジューシーさが他社と比べて足りない」という声がありました。じゃあ、とことんジューシーさにこだわろうと2023年にリニューアルに取り掛かりました。

豚肉100%に変更。肉本来のうまみを味わってほしい。

商品開発本部デイリー商品部:近藤

今までは豚肉と鶏肉を使っていたのですが、豚肉100%にしました。

ジューシーさを生み出すためにまず見直したのは肉の配合ですね。鶏肉はどうしてもパサつきが出やすいので、豚肉100%に変更しました。豚肉は部位にもこだわって、ウデ肉とカシラを使っています。豚肉のうまみが強くなった分、それまで入れていた貝やオイスターのエキスの配合をひかえ目にして引き算することで、より肉本来のうまみや甘みを活かしました。あとは、焦がし油や香味油を追加したり、いろいろな方向からジューシー感をアップさせました。

モニターテストでも肉汁が高評価!

商品開発本部デイリー商品部:入谷

私たちの商品は発売前にモニターテストを行って、一定の評価基準を満たしたものしか発売ができないんです。

モニターテストで「肉汁がおいしい」「ジューシーだった」など、自分たちがこだわってきたポイントを評価いただけるとテンション上がります!モニターさんから多かった意見を、そのまま商品コピーに使うことも多いです。リニューアルを行う中で、今回はジューシーさを追求するために値上げも実施しました。社内からはいろいろ言われましたけど…でもこうやって発売できたのは、モニターテストで値上げした価格でも「この味なら購入する」というお客さまの声を多くいただけたからです。  

お客さまの声を届けることで、変更が叶ったトレー。

商品開発本部デイリー商品部:近藤

お客さまに喜んでもらうために二人三脚。

豚シューマイの従来品は、トレーの切れ目の向きが縦向きだったので、少量だけ使いたい時は、袋からトレーを全部出さなくてはならなかったんです。何度も製造委託先にお願いをして機械の構成を調整いただき、切れ目を横向きにして必要な分だけ取り出しやすいトレーになりました。

好きな量だけ加熱することはもちろん、一袋分を食べたい時は袋を開封せずにそのまま電子レンジで加熱することも可能

商品開発本部デイリー商品部:入谷

製造委託先や産地との関係は重要で、そのために、お客さまの声を届けることも大切にしています。

私も昔「もずく」を担当したとき、最初は漁師さんに握手ですら、させてもらえなかったですけど、1~2年かけて一緒に作り上げていく中で関係性ができて、最終的にはモニターテストで100点がとれるほどの商品ができました。産地の方にお伝えすると、とても喜んでもらえましたね。お客さまの声に応えていった結果、豚シューマイはリピート率が高い商品になってきています。お客さまの反応は自分の意図したものが出てくるときもあるし、全く違うものが出てくることもある、でもそれが楽しいし、商品を作る醍醐味ですね。

関連商品はこちら

トップバリュベストプライス 肉汁あふれる豚シューマイ

たけのこの食感と豚肉のジューシーな肉汁が特徴のシューマイです

※社員の業務内容・所属部署は取材当時のものです。
※商品に関する情報は取材当時のものです。
※商品の終売などにより、リンクが無効になる場合がございます。

この記事が気に入ったらシェア