電子レンジでも、ここまでやる!飛躍を遂げた15年目の真実の『焼ギョーザ』
誕生以来、手軽に楽しめると支持されてきた冷凍タイプの『焼ギョーザ』。おいしい、コストパフォーマンスが良いという好評のお声があるなか、さらなる味を求めてリニューアルしました。
【バリュを込めた人】
商品開発本部 デイリー商品部:小野
目指したのは、「電子レンジ調理」を越えるおいしさ
トップバリュの冷凍タイプ「焼ギョーザ」が誕生したのは2010年。目指したのは、忙しい毎日でも無理なく楽しめる一皿でした。手軽さにこだわり、「加熱調理済み」「電子レンジで温めるだけ」という方向性を重視。最初に開発したのは個食にちょうどいい5個入りで、炊きたてのご飯と一緒にきちんと”食事”として満足できる餃子でした。狙いは的中し、お客さまからは「リピート買いしています」「文句なし」「調理が簡単なのに、おいしい」のお声が届くようになりました。
「(小野)好評だったからこそ、思ったんです。電子レンジ調理を越えるおいしさにしたいなと」
小野は机上の分析だけにとどまらず、実際に試作と食べ比べを重ねながら味と向き合い始めました。
名店を巡って気づいた「足し算の味」の限界
自社・他社の食べ比べだけでは見えない答えを探し、餃子の名店を何軒もハシゴして味を確かめる日々。小野が行き着いたのは、意外にも極めてシンプルな結論でした。
「(小野)名店の餃子は、調味料に頼っていないんです。野菜の甘みや肉のうまみが際立ち、素材が主役になっている。だから私たちが選んだのは、おいしくするために調味料を“足す”ことではなく、素材の力を限界まで引き出すことでした」
当時、市場に並ぶナショナルブランドの餃子は、甘みを強く打ち出したものが多く見られました。小野が目指したのは全体としての調和。具材の味のバランスはもちろん、皮の口残り、厚さ、やわらかさにもこだわりました。
玉ねぎは従来比115%まで増量。肉の比率も妥協せず、試作を重ねること4回。素材それぞれのうまみが引き立つ黄金バランスを追求。さらに、ひと口目の印象を決定づける“食感”にも徹底的なこだわりが。
「(小野)効率だけを優先するなら、玉ねぎはペースト状にしたほうが作業は早い。けれど今回は、あえて大きめにカットしました。ひと口噛んだ瞬間のシャキッとした歯ざわり、そして噛み進めるほどにじんわりと広がる甘み。それをしっかり味わってほしかったんです!」

「無理です」から始まった、皮への執念
餡が進化すれば、皮も進化しなければならない。小野は「皮の食感」にもこだわりました。
「(小野)実は皮のかたさが少し気になっていて。とはいえ、ただやわらかくし過ぎてもべちゃっとした食感になってしまう…」
皮をやわらかくするために着目したのが、蒸し工程前の保水方法。従来の「水に漬け込む」方法から、「シャワー噴霧」に変更することで、皮全体が均一にやわらかくなるよう改良。しかし、簡単ではありませんでした。
「(小野)最初は、製造委託先から皮のかたさの調整は難しいといわれたんです」
それでも小野は引き下がりません。目指しているのは一時的なヒットで終わらない、長く愛され続ける餃子。
「(小野)今だけ売れるものじゃない。5年後、10年後も愛され続ける餃子を一緒に作りたかった。だから、何度も製造委託先を説得したんです」
話し合いを重ねた結果、小野の熱意が製造委託先をも動かし、ついに「やわらかさと食べごたえのある」理想の皮が完成。餡とのバランスもとれた、絶妙なうまみの餃子に仕上がりました。
その味わいは、たれをつけずにそのまま食べてもおいしいように仕上げてあり、ごはんと一緒に食べてもよし。さらに、お好みでたれをつけても楽しめる―そんな幅のある設計です。こうして小野は、「食事として成立する餃子」を目指し、皮と餡、そして味のバランスを丁寧に整えていきました。
「袋のまま」が、最高においしい魔法になる
『焼ギョーザ』は外袋のまま電子レンジで温められる仕様。袋の中で熱が均一に行き渡り、最適なおいしさに仕上がるためです。ところが、お客さまから寄せられたのは「袋を開けてしまったけれど、どう温めればいい?」という問い合わせ。
「(小野)そのまま温めていただきたい。ですから、パッケージデザインに“袋のままレンジ調理”の文字を大きく配し、どなたでもおいしく仕上げられるよう徹底しました」

さらに、“食べるときの使いやすさ”にも改良を加えています。従来品では、餃子を入れているトレーに穴が開いていましたが、現行品ではあえて穴のないトレーに変更。たれをかけて食べたい場合でも、穴からこぼれてしまうという不便さを解消しました。

そのため、加熱後はお皿に移して食べてもよし、トレーのまま食卓に並べてもよし。
調理だけでなく、食べるシーンまで考えて、毎日の使いやすさにもこだわりました。
国境を越え、海外からも支持される“電子レンジ餃子”に
こだわり抜いた結果、コストは当初の予算を大幅にオーバーすることに。しかし、小野の不安を打ち消したのは、上司の「ちゃんと価値のあるものを作ろう」という一言。販売前に行ったモニターテストでは、「皮がモチモチで餡の味に深みがある」「お店のような味わい」と好評。そして、2025年11月、ついに『焼ギョーザ』が完成。タイのイオンモールなどから仕入れの要望があるなど、今や海外からも熱い視線が注がれています。
「(小野)“電子レンジだからこそ、おいしい餃子”ができたと思います」
妥協を捨て、15年目のプライドを懸けた『焼ギョーザ』。一口食べれば、あなたの冷凍餃子への常識が変わるはずです。
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