パッケージの裏面までチェックして買う社員の偏愛品

「こんなこと言ったら怒られちゃうかも（笑）」と言いながら、ぶっちゃけトークをしてくださった渡辺さん。昔はプライベートブランドに抵抗があったという彼女が、正直におすすめしたい偏愛品とは？

これ、私の地元で作ってる！

偏愛インタビューの第ニ弾として、ブランド＆コミュニケーション本部　ブランドマネジメント部　渡辺さんにお話をうかがいます！この企画は、トップバリュの中にある商品愛をぶちまけてもらおうと思っているので、遠慮なくお話いただければと思います。

渡辺：はい、よろしくお願いします！

今回、偏愛品としてピックアップいただいたのは、「クリームチーズとレーズン&クランベリー天然酵母フランス^※」（以下、クリームチーズフランス）ですね。

※商品名は取材当時のもの。現在はリニューアルされ「クリームチーズとレーズン&クランベリーのフランスパン」に変更。

渡辺：実は、私自身は生鮮デリカ（肉、魚、野菜など）の担当です。自分の関わっている商品ではないので、あとで生鮮デリカのメンバーに怒られるかも（笑）
同じ部署のメンバーから「コレすごくおいしかった」と聞いて、店頭で見つけたときに職業病なんですけど裏面を見たんです。何を見るかというと「製造所」の欄。そうしたら「株式会社フランソア」って書いてあって、フランソアって知っていますか？

すみません勉強不足で…

渡辺：フランソアは福岡ではけっこう有名なパンメーカーで、素材にこだわったパンを作っている会社なんです。福岡出身の私としては地元愛が溢れ出してきちゃって（笑）。「フランソアが作っとる！」とテンションが上がりました。

具材ぎっしり、ベーカリーのパンみたい。

渡辺：値段は400円近くて高いけれど試しに買ってみたら、まず持った時の重さが違うんです。パン屋さんで売っているパンのようなどっしり感。食べてみるとレーズン、クランベリーがぎゅうぎゅう！クリームチーズもしっかり入っていて、本当においしい。

確かに持ってみると重いですね。

渡辺：重いでしょ。400円もするのにスカスカだったらちょっとね（笑）。

おうちではどういうときに食べるんですか？

渡辺：朝食に食べることが多いですね。そのままでもおいしいですけど、ちょっと焼いてバターを乗せて楽しんだりします。食べ応えもあるし紅茶ともよく合いますよ。

商品名には「フランスパン」とありますが、生地はもっちりしているんですね。

そうなんですよ。我が家でも子どもが「ちょっとお腹空いた」とか「もうちょっと食べたい」というときにあげたりします。子どもも好きでよく食べてくれますね。こだわりの素材を使用しているので、安心して子どもにも食べさせられます。

裏面マニア誕生秘話

先ほど、裏面を見てしまうのは職業病とのことでしたが、いまはどういう業務をされているんですか？

渡辺：商品パッケージの裏面に書いてある原材料や栄養成分値などの商品情報を作っています。法律に関わる表示や、アレルゲン情報も記載するので注意して進める作業が多いです。表のパッケージデザインは作らないですが、商品によっては開発担当者から聞いた情報をパッケージの裏面に表示することもあります。

だから商品パッケージの裏面を見てしまうんですね。

渡辺：そうですね、でもこの仕事につく前から裏面はよく見ていました。昔はプライベートブランド全般をあまり信用していなかったんです。というのも、祖母が「安物買いの銭失い」とよく言っていて、安いものは良くないと言われて育ったもので。

夫の転勤で海外に住むことになり、そこでプライベートブランドのお世話になりました。当時子どもが生まれたこともあって、異国の地でも和食を食べさせたいという気持ちがありましたが、海外で日本食材を買うと高価になるので、トップバリュではないですが日本企業のプライベートブランドを試しに使ってみました。そうしたら意外とおいしいことに気づいて、日本に戻ってきてからはトップバリュも買うようになりました。裏面を見るようになったのはその頃ですね。それからご縁があって今の業務についています。