「シートがすぐ乾く」「使い方が分からない」どんな声にも丁寧に
2019年に発売された「クリーナーシートシリーズ」コロナ禍を機に需要が一気に増える一方、お客さまからもさまざまな要望が。
商品開発本部 H&BC商品部:森戸
商品開発本部 H&BC商品部の森戸です。
毎週のようにお客さまの声をいただいていますので、私にとってお客さまの声に応えることは商品開発の一部ですね。
この商品で、コロナ禍のお客さまの需要をしっかりキャッチできた。
2018年ごろからキッチン用アルコールスプレーが家庭に浸透してきていたので、さらに簡便なシート式のクリーナーシートの商品開発がはじまりました。アルコール濃度を40%から30%にすることで肌に優しく、かつシンプルに除菌ができるものを目指して作ったんです。
ちょうど発売した2019年の翌年にコロナが大流行したこともあって、ありがたいことにこのクリーナーシートもたくさんのお客さまに支持していただきました。
液量は増やしたい、でも価格は据え置きたい。
一方で、お客さまからの要望をいただくことも多かったです。ひとつが「使っていくうちに中のシートが乾いてくる」というご意見。
こういうシートタイプの商品ではココがいちばんネックなんです。お客さまが家で使うシーンを想像すると、一日の最後にキッチン周りをササっときれいにするために使っていただいているのかなあと。ウェットティッシュと違って一日に何度も使うものではないと思うので、一袋の枚数が多すぎると最後の方が乾燥しやすいでしょうから、最適な枚数を考えて設計していますし、あけ口の耐久性も検証しています。
それでも乾燥しやすいというお声をいただいたので、10%液量を増やして乾きにくくなるようにしようと思いました!
そこで考えなくてはいけないのが価格。この商品はワンコイン98円(税別)で買える値ごろ感も支持されている大きなポイントで、これだけ生活用品が値上がりしている昨今なので、価格はどうしても据え置きにしたい!
大型量販店だけでなくコンビニでも取り扱われており、今後さらなる需要も見込める商品だったので、製造委託先とも協議をして、価格は据え置きのまま液量10%UPに踏み切りました。
今までのパッケージ、実はいろいろ伝わっていなかったのかも。
そして、お客さまからの声が多かったのが、食卓・キッチン用に対して「電子レンジの中も使えますか?」「冷蔵庫の中の掃除にも使っていいの?」といったご意見。
商品名や商品説明文だけでは、使用用途が伝わりきっていないことに気づいて、パッケージの変更を行うことにしたんです。
まずは、どんな用途に使えるのかをアイコンで視覚的に伝わるように。さらに「界面活性剤不使用」といった内容もアイコンにすることで、より安心して商品を選んでいただけるようにしました。アイコンを追加することが決まった際、もともとは縦型だったパッケージを横型に変更しています。
発売当初は店頭での陳列効率が良いので縦型パッケージにしていましたが、リニューアルの際に横型にしたことで、店頭でも気づいていただきやすくなったと思います!
たった1人でも、大事なご意見なので。
これはトップバリュの特徴だと思うんですけど、たとえお客さま1人のご意見であっても、改善が必要なものに関しては私たち商品担当者がリニューアルのタイミングなどでその意見を反映させるように動いていきます。
もちろんいろいろなご意見が届くので、すべてのご意見にお応えすることはできないですし、商品担当者としては正直いうと大変なところもありますけど、“お客さまの声を第一に”と掲げているトップバリュだからできることだと思います!開発担当としてもお客さまに喜んでいただけることが何よりもやりがいになりますね。
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