自分が納得いくまで探し続ける。海外を飛び回り見つけたワクワク

トップバリュは生活者に寄り添い、品質や価格においてお客さまに満足いただけるような商品づくりを続けてきました。2023年からはお客さまの想像を超える「ワクワクする商品」の開発にも力を入れており、さらなる拡大を目指しています。その第一歩となったのが“Joynuts”。そこには商品開発担当者の体験が生んだバリュがありました。

【バリュを込めた人】

商品開発本部 海外商品開発部:村

商品開発本部 グロサリー商品部:後藤

「ナッツ売場はどこも一緒」を変えていく!

目指すは「まったく新しい、ワクワクする商品」

今までトップバリュでは、他社の商品よりも味・品質・価格が上回るように商品開発をすることが多くありました。しかし、ナッツを担当する村が社長から言われたのは「まったく新しい、ワクワクするような商品を作ってほしい」というオーダー。

社長としては「ナッツのラインナップは各社とも代わり映えがしない。それではお客さまはつまらない。だからこそ新しいことにチャレンジしよう」という想いがあってのこと。

今までとまったく違う視点で商品開発を行うため、商品開発担当だけでなく、パッケージデザインや品質管理など、さまざまな部署のメンバーを集めてナッツの新商品開発プロジェクトが発足したのです!

アイデアのヒントを探して三千里、ついに日本を飛び出し世界まで!

「おいしそう」だけじゃ心は動かない

今までとまったく異なる商品づくり。アイデアのヒントになるものはないかと、村は日本中のデパ地下や専門店を回ってみたものの
「(村)どこも同じような商品が多くて、おいしいのは分かるけど、楽しくないしピンとこない」

日本国内では限界を感じ、視点を変えるために海外にまで足をのばしました。しかし、海外に行ってもなかなか成果は上がりません。ヨーロッパは意外と保守的、東南アジアもヒントになるものがない。そんななか訪れたのがアメリカ。アメリカで専門店やスーパーなどを回っていたときに、大手スーパーで、あるナッツが目に飛び込んできました。

そうか、ワクワクするってこういうことか!

アメリカのスーパーにあったのは、ナッツでは考えられないようなカラフルな色使い。ナッツのほかにコーヒービーンズなどがミックスされており、一緒に食べることで新しいフレーバーが感じられます。見た瞬間、村に衝撃が
「(村)コレだーーーーーーー!!!って思いましたね!商品を見た瞬間にアガるこの感じがワクワクだなと思いました」

アメリカでの衝撃の出会いをきっかけに「このアメリカでのワクワクを日本で実現したい!」という想いが湧きあがります。見た目も楽しく、食べるとサプライズのあるナッツ“Joynuts”のコンセプトができあがりました。

「(村)プロジェクトメンバーにアイデアを話したら反応はイマイチでしたが(笑)。絶対にこれは“お客さまに喜んでもらえる”と思ったので、自分を信じて突き進みました」

作りたいフレーバーは山ほどある、でもどう作る?

商品のアイデアは、バンバン出てきました

実際に商品を作りはじめると、村からアイデアが出る出る!

溢れるように作りたい商品の構想が飛び出し、わさびはちみつ、杏仁フルーツヨーグルト、メープルチーズトーストなど独自のフレーバーに着手します。

バリエーション豊富で、店頭もにぎやかな印象

「(村)通常であれば“わさびはちみつなんて売れるの?”ってツッコまれるのですが、今回はとにかくワクワクがテーマだったので、今までにない尖ったフレーバーも作ることができました」

素材の組み合わせは数十、いや数百パターン!

作りたいフレーバーのアイデアは山ほどあったものの、ナッツそのものに味をつけることには限界があり、胡椒やチーズパウダーをまぶすのが精一杯。そこで、チョコレートやラスクを組み合わせることで、今までにないフレーバーが味わえるように設計を進めました。

さまざまなフレーバーを作るためには、組み合わせるチョコレートやラスクの種類が豊富な方がいいのですが、使える素材が無限にあるわけではないため、限りがある中でどう組み合わせていくのかが腕の見せ所。

1袋に5-6種類の素材が組み合わさっている

おいしさはもちろんですが「色や形でもお客さまを楽しませたい」「同じチョコレートやラスクを使いすぎて“このラスク、あれと一緒じゃん”とマンネリを感じさせたくない」「ナッツが主役になっていないとスナックになってしまい、手に取ったお客さまをがっかりさせてしまう」
さまざまな要素を考慮しながら、何十、何百通りもある組み合わせの中から、コレだ!という最適な組み合わせを探さなくてはなりません。

「(村)私だけではなくて、製造委託先やサプライヤーとも一緒に試食をして、“もっとこうしたらおいしくなりそう” “これは相性ばっちりだね”と協議しながら決めていきました」

発売後、強気の値段にびっくり!食べるとおいしさにびっくり!

これからも新しいチャレンジを

2024年3月より村からバトンを引き継いだ後藤。発売当初は店舗でバイヤーをしていました。
「(後藤)バイヤー時代にJoynutsを見たときは、まず価格が高めで驚きました。でも試食をしたらすごくおいしかったのを覚えています」

2024年9月には季節のフレーバーも発売されました。新たな素材としてパイを取り入れたり、ハロウィンやクリスマスなどのパーティにも映えるようなかわいい色合いに仕上がっています。

左から、コーンポタージュ風味、パンプキンパイ風味、紅茶ラテ風味

「(後藤)村さんから引き継いで、今はプレッシャーが半端ないですが(笑)私たちだから作れたこのナッツをより拡大させていきたいですね」

トップバリュだからできる「ワクワク」をお届けするために新しいチャレンジをしながら商品づくりを続けていきます。

Joynutsはこちら

※社員の業務内容・所属部署は取材当時のものです。
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