「本場の味」を求めてどこまでも!?【おうちで楽しむCaféごはん 十勝豚丼(北海道)】

登場人物

十勝豚丼

北海道の十勝・帯広のソウルフード的な存在。

商品開発本部デイリー商品部: 村橋(以下、ムラハシ)

主菜の開発を担当。旅先では、「路地裏の店で、地のモノ・地のお酒」がモットー。その実体験が、商品開発に活かされることもしばしば。

「世界の本格屋台めし」が好評。

「徒歩0分レストラン」をコンセプトにしたチルドレディミールの「おうちで楽しむCaféごはんシリーズ」が好評だ。世界各地のカフェで食べられるような本格的なメニューを展開している。


ムラハシ

「本格」と掲げていますし、リアルさにはこだわりました。万人受けはしないかもしれない。でも、好きな人にはハマる味。初めての人には現地で食べるような感覚に、というつもりで作りました。

新たな商品を加えたい…。

ムラハシにはさらなる野望があった。それは、バリエーションを増やすこと。
ポイントは2つ。
・ガツガツ食べられるようなガッツリ系であること。
・日本食を入れたい。

ふだんから全国を巡って食べ歩きするムラハシは、北海道にドンピシャの候補を見つける。帯広駅周辺の人気店にできる大行列の光景を思い出したのだ。

十勝豚丼

ようやくぼくの出番か。
北海道の十勝・帯広エリアの名物料理「十勝豚丼」だよ! 厚切りにした大きめの豚肉を、砂糖醤油のタレでからめてごはんにのせるのさ。北海道では有名だけど、日本全国どこに行っても活躍できるはずさ!

十勝豚丼、やる気は満々。

しかし一筋縄ではいかない…。

十勝豚丼は、炭火で焼く香ばしさが大きな特徴のひとつなのだが、そこをクリアできる国内の工場がどうしても見つからなかったのだ。国内で炭火焼きができる工場として、宮崎県の地鶏を扱う工場も候補にあがったが、豚となるとやはり難しかった。「おうちで楽しむCaféごはんシリーズ」に加える以上は、本場の味を再現することが絶対条件である。

ムラハシ

炭火で焼くからこそ生まれる、あの独特の香ばしさはどうしても再現したかった。フレーバー(添加物など)を加えたり、炭火レーンをさっと通したりして“炭火焼き風”は簡単にできるんです。しかし、「本格屋台めし」にそれは許されません!

そこで白羽の矢を立てたのが、タイの工場だった。「おうちで楽しむCaféごはんシリーズ」の「ガパオ」もここでつくられている。信頼できる。安心感もある。解決策になるかもしれない。

ムラハシはタイに飛んだ。

十勝豚丼

できれば国内でつくりたかったけど、地元で愛されている、本場の味に近づけることを優先したんだ。

豚肉は、炭火で1枚ずつ手焼き。

炭火をおこすことからはじまり、豚ロース肉をじっくりとあぶりながら 1枚1枚ていねいに焼いていく。焼き上がった豚肉は、本当の炭の香りがしっかり。こうして豚丼調理の肝ともいえる炭火焼きの問題をクリアしたのだ!

1枚ずつていねいに並べて…
じっくりとあぶりながら焼いていく

ムラハシ

大きな扇風機があるとはいえ、熱された調理室は大変な環境でした。そんななか、北海道のお店と同じように1枚1枚きちんと焼いてくれて。現場に行くと、本当に感動します!

醤油も使う、あの独特の甘辛いタレの味付けも、難なくクリア。

タイという海外の地で、北海道の味を再現することに成功し、商品の骨格が完成した。

十勝豚丼

地元の人が食べても、「なまらうまい!」と言ってくれるくらいに仕上がったよ。

そしてもうひとつ、超えなければならないハードルは、品質と安全面。人が手で焼くので、品質のバラつきをおさえなければならない。

そこは、時間や配合量を細かくコントロールすることで対応。「調味料の配合」をはじめ、「どのタイミングで、どの調味料を、どのくらい入れるか」「何分何秒焼くのか」など、ひとつひとつの工程に対して詳細なマニュアルをつくった。

最後の砦として、ロットごとの理化学的なチェックも行う。仕上がった商品の塩分量やph(ペーハー)値などを測定することで、品質のバラつきがでないよう対策している。

バラエティ豊かなラインナップが完成。

十勝豚丼と時を同じくして、3種類のメニューもラインナップに加わった。
・日本の定番的な「焼き鯖の香ばし梅茶漬け」
・インドカレーの代表格といもいえる「バターチキンカレー」
・最近めきめき知名度をあげているジョージア料理の「シュクメルリ風丼」

左から、「十勝豚丼(北海道)」「焼き鯖の香ばし梅茶漬け」「バターチキンカレー」「シュクメルリ風丼」

エピローグ~商品づくりを振り返って~

ムラハシ

十勝豚丼は、厚みもしっかりありますし、お腹の減っているときにどうぞ!
すでに、新商品の開発に向けて動き出しています。あまり知られていないような世界中のメニューを紹介できるといいなと思っています。

関連商品はこちら

トップバリュ おうちで楽しむCaféごはん 十勝豚丼(北海道)

炭火で香ばしく焼き上げた豚ロース肉に甘辛いたれをからめました

トップバリュ おうちで楽しむCaféごはん 焼き鯖の香ばし梅茶漬け

梅としその爽やかな香りとかつおだしの旨み

トップバリュ おうちで楽しむCaféごはん バターチキンカレー(インド)

トマトの爽やかな酸味と生クリームのコク深い味わい

トップバリュ おうちで楽しむCaféごはん シュクメルリ風丼

ガーリック香るチキンシチュー。ジョージアの伝統的なメニュー

※社員の業務内容・所属部署は取材当時のものです。
※商品に関する情報は取材当時のものです。
※商品の終売などにより、リンクが無効になる場合がございます。

この記事が気に入ったらシェア